自宅での手作りパン。簡単にできるものから難しいものまで様々ですが中でも難易度が高く、家でなかなか上手にできないのが、クロワッサン。
せっかく上手に折り込めたと思っても焼き上がりの天板を見てバターの海になってる、なんてことを経験した方も多いのではないでしょうか。
今回はクロワッサンのバターが溶け出してしまう原因を見ていきましょう。
クロワッサンがバターの海になる原因
きれいに形成していざオーブンへ。数分後天板がバターの海に。もはや揚げ焼き状態・・・みなさんも一度は経験したことあるのではないでしょうか。
クロワッサンがバターの海になる原因はいくつかあります。
1.二次発酵の温度が高すぎた
パン作りで焼き上がりを影響するのが二次発酵。一次発酵→折込と、順調にできていても二次発酵の温度が高いと、折り込んだバターが柔らかくなってしまい、焼き始めた途端に天板にバターが溶け出してしまいます。
クロワッサンの二次発酵は28度が目安です。
レシピにもよるので一概には言えませんが。家庭では電子レンジの発酵キーを使われる方も多いと思います。
ですが電子レンジの発酵キーでは30度~40度のものが多く、クロワッサンには不向きな印象が強いです。
実際私も電子レンジのオーブン機能を使って何度も挑戦しましたが、一度もうまくいったことがありませんでした。
このような場合、発酵器を強くおすすめします。
価格は決して安くはありませんが、私は発酵器を使いだしてからバターが溶け出すことがなくなりました。
発酵器は温度が20度くらいから設定できるものが多く、タイマーも最大24時間に設定できるので、さまざまなパンに対応できます。
発酵に苦しむこともなくなり、パンのレベルが格段にあがりますよ♪
2.二次発酵が不足していた
二次発酵が不足していた場合もバターが溶け出す原因となります。
一回り大きくなっていなくてもレシピの時間通りにやったから大丈夫と思って焼くと大失敗。バターの海になります。
二次発酵の見極めはなかなか難しいですが、折り込んだ層の部分に厚みが出て、全体的に一回り大きくなっているのが目安です。
レシピ通りの時間では足りないことも多いですので、焦らないようにすることが大切です。
3.折込むとき室温が高かった
バターを折り込む時、バターと生地を十分冷やしていても、室温や手の温度で徐々にバターが柔らかくなってしまい、結果バターが溶け出す原因に。
冬場の暖房も注意です。私は冬場の場合暖房は切って行います。
夏場は冷房をガンガンにつけて手を冷やしながらとにかく素早く折り込むように気をつけています。
4.オーブンの予熱の温度が低かった
しっかり予熱していても、オーブンに入れる瞬間にオーブンの温度は下がってしまいます。
オーブンに入れるとき素早く行わないとバターが溶け出す原因に。
予熱の温度は焼く温度よりも高く設定しておくと失敗が少ないです。
私の場合予熱は250度、焼きは210度にしています。
オーブンのクセもあると思いますので、ご自宅のオーブンに合わせて調整してみてください。
クロワッサンのバターが溶け出さない方法
クロワッサンのバターが溶け出さないポイントをまとめると
- 二次発酵は28度以下にする
- 二次発酵は時間ではなく大きさや層の厚さで見極める
- 室温や手の温度に注意する
- オーブンの予熱は最大限の高温で
その他にも
- 分量を正しく測る
- 層の断面を極力触らない
- 成形は定規などでしっかり測って丁寧にすばやく
以上がバターが溶け出さず、おいしいクロワッサンを作るポイントになります。
難易度が高いクロワッサンですが、ポイントを抑えると仕上がりがグンとアップしますよ。
ぜひ参考にしてみてくださいね♪
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